今後のWindowsに思う事

當記事は元來“日記”カテゴリーに公開する豫定だったのですが、思ったよりも長くなって仕舞った爲“PC”カテゴリー初の記事として公開する事に致しました。

 

本2021年はWindows® 10(以下“Win10”)の大規模アップデートが豫定されています。
“Sun Valley”と謂うプロジェクト名で呼称され、かなり大きなアップデートが行われる樣です。當プロジェクトについては以下のIT Media記事が詳しい。

Microsoftが2021年秋を見込むWindowsの一大プロジェクト「Sun Valley」と「Cobalt
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2011/02/news074.html

 

期待事項

・UI
  私が最も注目し期待しているのは大巾なUI刷新です。これ迄私は新しいWindows OSが發賣される(Win10では機能更新がリリースされる)度にそのUIの變化に影響を受けつつ育って來ました。初めてWindows® Vista™のUIを見た時、それ迄Classic UIしか知らなかった(當時はXP Lunaすら知りませんでした)私は「なんだこの流麗なスキン!?本當にPCなのか!?」と衝撃を受けたものです。
  現在主として使用しているOSはUbuntuなのですが、特段WindowsのUIが嫌いな譯ではありません。何せ11年も使い續けているのですから...。寧ろ先日リークされたWindows 10X(參考記事: https://gigazine.net/news/20210115-microsoft-windows-10x-leaked/)のUIセンスは結構好きです。ただスタートが中央にあるのは...まぁどう見てもChrome OS對抗なのでMSらしいと云えばMSらしいのですが。。ただこのMetro系のフラットデザインと(Vista™, 7時代の透明感溢れる)Aeroのグラスデザインが融合した樣なアイコンデザインは素晴らしいと思います。Win10にもじわじわ導入されて來ていますが、完全に置き換わって欲しい處です。
  但し1つ、Windows UIで弱點だと思うポイントがあります。それは日本語フォントです。フォントと謂うのはデザイン上非常に重要で、使用するものに寄って大きく印象が變わります。現在Win10で採用されている“Yu Gothic UI”ですが、半角文字である英字巾に合わせる爲か平仮名/片仮名が2/3巾に無理矢理縮小されていて非常に見た目の印象が惡いです。Ubuntuで日本語フォントとして採用されている“Noto Sans CJK JP”は素晴らしいもので、どうしても見劣りします。幾ら英語版UIが美しく見えても日本語フォントで臺無しになって仕舞うのがWindows UIだと思います。(Vista™, 7時代の)Aeroで一度正統進化した(當時の日本語フォント“メイリオ”はUIフォントとして非常に優れていると思います)にも關わらず、何故かMetro(8/8.1)で無理矢理2/3に縮め(“Meyrio UI”)、Yu Gothic UIで少しはマシになりましたが、メイリオのあのUI内に配置されても見易い判讀性の髙さは失われて仕舞いました。Meyrio UIはメイリオのあの覇氣のある特徴的な字形を無理矢理縮めたが爲に見辛さが強調されて仕舞っています...。今回の“Sun Valley”で日本語UIフォントが變更される可能性は物凄く小さいですが、若しメイリオに戻るなら舞上がって喜びます。

・パッケージマネージャー: "winget"
  これはSun Valleyと直接的な關係はありませんが、最近報じられているMS公式Windowsパッケージマネージャー“winget”についてです。私は丁度半年程前からメインの作業環境をUbuntuへ移行しました。その理由は澤山あって此處には書き切れないのでそれは別記事を執筆したいと存知ますが、Ubuntuを使い始めて先ず驚いたのが“パッケージマネージャー”の存在です。私は超絶手動更新派でして、如何なるアップデートも自分の手で實行したいと謂う氣持ちがあります。とは云え總てのアプリケーションを手動で更新する等氣の遠くなる作業ですので...或る程度は自動で、最終的な更新實行は手動で出來たら良いなぁと長い間考えていました。Linuxディストロには大抵搭載されているパッケージマネージャーですが、私は長い間Windows大好きマソでして、Ubuntuで始めてLinux界隈に手を突っ込んだので半年前迄一切知識がありませんでした(まさか其處から半年でリナヲタと化すとは思わなんだが...)。上記の私の希望をUbuntuに搭載されている“apt”と“snap”, そしてUbuntuの自動更新機能が叶えてくれました。(寧ろ今では手動でコマンド叩くのが樂しくて自動更新を無効化しているのですが)

$   apt update
$  apt full-upgrade
$   snap refresh

この3行で漏れなくアプリケーションを更新出來ると謂う事には大變感動したのですが、これに慣れるにつれて次第にWindowsの更新作業が面倒に感じる樣になりました。そんな中登場したのがこの“winget”に關するニュース記事。早くWindowsでも數行のコマンドで全アプリケーションが更新出來る日が來て欲しい―――そう思いつつ今日も"Check for Updates"ボタンをクリックしまくるのだった...。

・WSL2(ext4マウント)
  前述の通り私は實機でLinuxを動作させている爲、WSLにはあまり手を出して來なかったのですが、そんな私にも大きな恩惠がある更新の報道が耳に入りました。“ext4ファイルシステムのマウント”...そう、今迄Winでext4をマウント出來ないが爲に苦勞した事が多々ありましたが、なんとそれがマウント可能になる..だと!? Linux經由でのマウントとの事なのでWindowsアプリケーション側で何處迄弄れる樣になるかは不明ですが、少くともエクスプローラーでのファイル操作は出來る樣になるとの事でこれ迄よりもUbuntuWindowsの相互運用がし易くなるのは目に見えていると思います。

上記の3つ以外にも少し期待している事があって、それは“Microsoft社の事だから、叉何かWindows® 8の時の樣な地雷が設置されるのではないか”と謂う事です。まぁ流石にWin8レベルはもう無いかも知れませんが、何かを仕出かすのもMSの得意技、何が飛出るのか結構期待しています(笑みを浮かべつつ)。

それでは先ずは“21H1”を待機しつつ(21H1は無いのではないかと謂う噂もありますが)、當記事はこの邉で〆たいと思います。

 

 

明日以降は私が所有している各PCについての記事を執筆豫定。。